第 4022 回

プロジェクトファイナンスの実務
~発電所プロジェクトの最新実務動向や法改正の影響も踏まえて~

会場受講
2019年9月13日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

末廣 裕亮
森・濱田松本法律事務所
パートナー 弁護士

講演趣旨

 発電事業やインフラ事業などにおいて、事業から生じるキャッシュフローを引当てとした資金調達手法であるプロジェクトファイナンスが注目を集めています。固定価格買取制度の下、再生可能エネルギーを用いた発電事業において実績が増加していますが、典型例である太陽光発電・風力発電だけでなく、近時はバイオマス発電事業なども脚光を浴びており、地域産業と結びつくことで地方創生に寄与することも期待されています。
 本セミナーでは、豊富な実績を有する講師が、プロジェクトファイナンスにおけるリスク分析や契約実務の実務上のポイントを、事業者・金融機関双方の視点で解説するとともに、発電事業を中心に最新の実務動向や関連する法改正について詳述します。

補足案内

講演項目

I. プロジェクトファイナンスの概要
(1) プロジェクトファインスの特徴
(2) 関係当事者とストラクチャ
II. プロジェクト関連契約のポイント
(1) プロジェクトリスクへの対応
(2) プロジェクト関連契約の概要
(3) 主要なプロジェクト関連契約のポイント
(4) プロジェクトファイナンスに特有の規定
(5) バイオマス発電事業におけるリスク分析の例
(6) セカンダリー取引の実務上のポイント
III. 融資関連契約のポイント
(1) 融資関連契約の概要
(2) ローン契約のポイント
(3) 担保関連契約のポイント
(4) スポンサーサポート契約のポイント
(5) 直接協定のポイント
IV. 法改正が与える影響
(1) FIT制度・電力システム改革と発電所プロジェクトファイナンス
(2) 重要論点(既認定案件対応等)
V. 質疑応答

講師紹介

末廣 裕亮 (すえひろ ゆうすけ) 氏
 プロジェクトファイナンス、LBOファイナンス等を始めとするストラクチャードファイナンスを主要な取扱分野とし、発電所プロジェクト・PFI/PPPなどにおいて、レンダー側・スポンサー側を問わず多くの案件に関与してきた。The Legal 500 Asia Pacific 2019にて、Projects and energy 及びBanking and financeの2分野でNext generation lawyers-JAPANを受賞。
<関連論文>
 「電力システム改革におけるインバランス制度の変更と契約実務ーリスク分担・プロジェクトファイナンスの観点から」(NBL1078号)、「コンセッション方式を利用したPFI事業におけるリスク分担について」(NBL1054号・1056号)等多数