第 4033 回

これならすぐに使える、SDGs活用の競争戦略
-企業価値向上と社員育成に必須のESG時代の経営の切り札-

会場受講
2019年9月27日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

笹谷 秀光
CSR/SDGコンサルタント
(株)伊藤園元顧問、社会情報大学大学院客員教授
日本経営倫理学会理事、グローバルビジネス学会理事

講演趣旨

 社会・環境・ガバナンスを重視したESG経営が各方面から要請される中、さらに、持続可能な社会づくりに向けた17のゴールからなる持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)をいかに使いこなすかが企業に問われるようになった。今後、政策への反映、投資家からの注目、主要取引先からの要請、ミレニアル世代などの消費者への対応など、SDGsはすべての面で重要となっていく。
 SDGsはこれまでのCSR(企業の社会的責任)とは異なり、ビジネスの力を生かすことが特色である。持続可能な社会づくりに向けた17のゴールは、ビジネスチャンスの獲得とリスク管理の両面において、大いに活用されるべきである。SDGsはわかりやすい絵文字(ピクトグラム)でできており発信性も強い。さらに、企業の価値向上、特にブランディングと社員モチベーションの向上に役立つ。また、東京五輪・パラリンピックや招致が決まった2025大阪万博でも調達やイベント運営などで必須になり、自治体でもSDGs未来都市も選定され、今後公共調達のルールになっていく。
 本講演では、伊藤園での実施事例が政府の「ジャパンSDGsアワード」で表彰されるなど、ESGやSDGsへの取り組みが高く評価され、実績も豊富な講師が、関係者の皆様の業務に資するべく、「これならすぐに使える、SDGs活用の競争戦略」と題し、伊藤園等での事例分析などを通じ、ESG時代におけるSDGsの活用方法をわかりやすく解説する。

補足案内

講演項目

1. ESGとは何か、SDGsとは何か、SDGsを導入すべき理由
2. CSR再考とCSV
3. 企業へのSDGsの導入―SDGを使いこなす
4. ジャパンSDGsアワード受賞企業の分析
5. SDGsで企業価値の向上・ブランディングと社員モチベーションの向上

講師紹介

笹谷 秀光 (ささや ひでみつ) 氏
 東大法卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年伊藤園入社、取締役等を経て2019年4月退職。同年4月より現職。(参考)公益社団法人全日本能率連盟主催、経済産業省後援の「第70回全国能率大会懸賞論文」においてSDGs関連の論文で最優秀賞の「経済産業大臣賞」を受賞(2019.5.27)。論文の題名は「持続可能性新時代におけるグローバル競争戦略-SDGs活用による新たな価値創造-」。企業の社会的責任、地方創生など幅広いテーマで講演やコンサルティングに対応。笹谷秀光公式サイト「発信型三方良し」https://csrsdg.com/
<主な著書>
 『CSR新時代の競争戦略-ISO26000活用術』(日本評論社・2013年)、『協創力が稼ぐ時代』(ウイズワークス社・2015年)、『経営に生かすSDGs講座』(環境新聞社・2018年)など。