蓮本 哲 氏 森・濱田松本法律事務所 パートナー　弁護士

　インバウンド需要の拡大に伴い、国内外のプレーヤーによるホテル事業の運営、投資が急伸しています。一方、ホテルビジネスには、他の不動産取引にはない各種手続きや法的論点があるため、関係者にはポイントとなる知識の習得や経験が不可欠です。また、昨今ではGK-TKやTMKの投資ストラクチャーに限らず、M&Aの手法を用いる場合や、海外の実務を取り込んだ契約等、取引の複雑化も見られます。
　本セミナーでは、国内外の不動産取引に多数関与してきた実績を持つ講師が、ホテルビジネスに関わる契約実務、許認可・労務・個人情報保護、投資ストラクチャー、資金調達上の留意点などを実務を踏まえ解説します。

1．契約実務

（1）賃貸借
（2）MC（運営委託）
（3）フランチャイズ

2．許認可・労務・個人情報保護

3．取引ストラクチャー

（1）GK-TK
（2）TMK
（3）不動産特定共同事業法の活用
（4）M&A

4．デットファイナンス

契約の特色・留意点

蓮本 哲 (はすもと さとる) 氏

　2007年慶應義塾大学法学部政治学科卒業、2008年弁護士登録、2013年から2014年まで大手証券会社に出向、2015年ペンシルバニア大学ロースクール修了・Wharton Business Law Certificate取得、2015年から2016年までSlaughter and May法律事務所（ロンドン）に出向。主たる業務分野は、国内外の不動産取引に多数関与。投資案件、取得案件、開発案件の他、M&AやCMBS等が絡む複雑なストラクチャリングを要する不動産取引についてもアドバイス。

＜主な著書＞

　『Chambers Global Practice Guides Real Estate 2019 – Japan Chapter』（共著、2019年、Chambers Practice Guides Real Estate 2019）、『詳解　シンジケートローンの法務』（共著、2015年、一般社団法人金融財政事情研究会）、『M&A法大系』（共著、2015年、株式会社有斐閣）など