第 3383 回

破壊的イノベーションに対抗する伝統的企業によるCVC戦略立案とファンド組成・運用

会場受講
2017年8月23日(水) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

増島 雅和
森・濱田松本法律事務所
パートナー弁護士
田中 光江
森・濱田松本法律事務所
パートナー弁護士

講演趣旨

 AIとビッグデータを駆使した破壊的イノベーションにより、従来型の事業を展開する伝統的企業が市場から追い出され、新興企業や海外企業にマーケットを席巻される危機が迫っています。これに対する有効な対応策として、伝統的企業のコーポレート・ベンチャ-・キャピタル(CVC)によるベンチャー事業への投資・育成が注目されていますが、実際に行う場合には、難易度が高く、乗り越えねばならない壁が幾つもあります。
 そこで本セミナーでは、ベンチャーキャピタルの組成や、伝統的企業のCVC支援を多く行っている経験豊富な2名の講師が、破壊的イノベーションへの対応策としてのCVC戦略を成功に導くための方法論とファンドの組成・運用の実務について解説します。
●本セミナーご参加者には、6枚で1回無料受講できるポイントカードをお1人につき1枚謹呈いたします。

補足案内

講演項目

1.破壊的イノベーションへの対応とオープンイノベーション戦略
(a) 破壊的イノベーションの正体
(b) 破壊的イノベーションへの対応
(c) オープンイノベーション戦略
2.CVC戦略の立案
(a) CVC戦略のゴール
(b) CVC戦略のKPI
(c) CVCのストラクチャー
3.CVCファンドの組成
(a) ファンドの種類
(b) 適格機関投資家等特例業務の概要
(c) タームシート/契約条項 チェックポイント
4.CVCファンドの運用
(a) 個別投資の留意事項
(b) 金融商品取引法上の行為規制/帳簿書類/社内態勢の整備
(c) 当局対応

講師紹介

増島 雅和 (ますじま まさかず) 氏
 2000年東京大学法学部卒、2001年弁護士登録、2006年コロンビア大学ロースクール卒、2006~2007年Wilson Sonsini Goodrich & Rosati法律事務所(シリコンバレー)、2010~2012年金融庁監督局保険課兼銀行第一課。IMF外部カウンセル、日本ベンチャーキャピタル協会顧問、経済産業省新事業創出支援関係者会議委員等を歴任。2017年 Financial Times Innovative Lawyers Award受賞、グローバル企業を含む日本企業のCVC戦略、オープンイノベーション戦略の立案と実施、個別投資のアドバイス等。
田中 光江 (たなか みつえ) 氏
 1998年東京大学法学部卒、2000年弁護士登録、2005年コロンビア大学ロースクール卒、2005~2006年米国Morgan Lewis & Bockius法律事務所(NY)。プライベート・エクイティ・ファンド、ベンチャーファンドの組成、M&A、金融規制案件等に関与。国内外の多数のファンドの組成にあたり、スポンサー側、投資家側からアドバイス。