寺門 峻佑 氏 TMI総合法律事務所 弁護士
	杉浦 翔太 氏 TMI総合法律事務所 弁護士（バンコクオフィス駐在）

　2020年5月27日よりタイ個人情報保護法が適用開始となります。同法は、欧州の一般データ保護規則（GDPR）と類似した法律ではあるものの、一部GDPRとは異なる規制があるほか、個人情報保護委員会が制定することになっている下位規則がまだ制定されない中で、どのような対応を行うべきか事業者の多くが苦慮しています。
　本セミナーでは、タイにおいてビジネスを行う日本企業が、同法の適用開始までに、実務上どのような対応を行っていく必要があるか、日本法やGDPRとの比較を交えつつ解説します。

1. タイ個人情報保護法が適用される典型ケース

(1)タイ国内に拠点があるケース
(2)タイ国内に拠点がないケース

2. タイ個人情報保護法対応の各フェーズ

(1)データマッピング
(2)GAP分析
(3)法対応の実装

3. タイ個人情報保護法の要求事項

(1)個人情報の取扱いと国外移転にかかる正当化根拠の具備
(2)データ主体の権利行使への対応、記録の保持
(3)データインシデント対応時の報告義務
(4)DPO、代理人の選任義務

寺門 峻佑 (てらかど しゅんすけ) 氏

　2011年1月TMI総合法律事務所勤務、2017年5月カリフォルニア大学ロサンゼルス校（UCLA）ロースクール卒業、2018年8月ニューヨーク州弁護士資格取得、2018年10月情報処理安全確保支援士登録。内閣サイバーセキュリティセンターのサイバーセキュリティ関連法令タスクフォース、経済産業省大臣官房臨時専門アドバイザー、陸上自衛隊通信学校非常勤講師、情報処理安全確保支援士会理事を歴任。

杉浦 翔太 (すぎうら しょうた) 氏

　2013年3月慶應義塾大学法学部法律学科卒業、2015年3月東京大学法科大学院修了、2017年1月TMI総合法律事務所勤務、2019年4月バンクコオフィス駐在。主な取扱分野は一般企業法務/アジア/個人情報。