第 4148 回

情報銀行の法務
~情報の利用、加工、共同利用、管理、管理委託、移転等における情報銀行の役割と利用目的~

会場受講
2020年2月7日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

伊藤 哲哉
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー 弁護士

講演趣旨

 昨今、わが国企業にも、インターネット上の個人情報を利用したビジネスを展開しようとする動きが広がりつつある。その一方で、個人情報など情報の保護を訴える声も強まっており、個人情報活用ビジネスを成功させるには、個人情報の活用と保護を両立させることが鍵となる。そんな中、新たに「情報銀行」という言葉を耳にするようになった。しかし、情報銀行とは何で、どんなサービスを提供できるのか、今までの伝統的なサービスとどう違うのか等、まだ詳細が不明な点も多い。
 本セミナーでは、金融取引等で20年以上に及ぶ法的アドバイス実績を持つ講師が、幅広い法的観点から、情報銀行の可能性や課題について考察する。また、巷間話題のウェブ閲覧情報「cookie」についても講演の中で触れる。

補足案内

講演項目

1. 「情報銀行」の認定(日本IT団体連盟)
2. 情報銀行の役割と利用目的
3. 対象が情報であることによる特殊性
4. 権利関係の明確化の必要性
5. 情報の利用、加工、共同利用、管理、管理委託、移転、情報の信託
6. 個人情報保護法、不正競争防止法、プラットフォーマー規制、プライバシーの権利、消費者保護法等
7. 期待されるサービス
8. GDPR等海外の動き
9. 情報銀行の弊害と情報の不正利用等に対する救済手段
10. その他

講師紹介

伊藤 哲哉 (いとう てつや) 氏
 金融取引、M&A、不動産等の商事取引及び金融規制の分野で、20年以上に及ぶ実務経験を持つ。1991年東京大学法学部卒業、93年弁護士登録、97年ワシントン大学ロースクール修士課程(LL.M.)修了、98年ニューヨーク州弁護士登録。
<著述>
 "Investing in real estate in Japan: control and economic rights over investments in the TMK, TK-GK and J-REIT" Corporate Real Estate Global Guide (Practical Law2016)など多数