第 4150 回

再生可能エネルギー発電事業と系統利用ルールの最新解説
-系統アクセス・工事費負担金・出力抑制・発電側基本料金等の制度改正-

会場受講
2020年2月12日(水) 13:30~16:00
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

藤本 祐太郎
長島・大野・常松法律事務所
弁護士

講演趣旨

 日本の再エネ発電プロジェクトにおいて、送配電網への接続の重要性は周知のとおりです。特に発電案件が増大している近時は、工期・工費の面を中心に、プロジェクト全体に占める重要性が更に大きくなり、その成否の鍵を握るケースも少なくありません。また、系統利用ルールの改正については現在、電気事業の制度改正に係わる数多くの審議会でも、重要案件の一つとして議論が重ねられています。
 本セミナーでは、経済産業省で電力・ガス取引監視等委員会への出向経験を持つ講師が、その際の知見を踏まえ、再エネ発電プロジェクトを成功に導くための適切な判断の一助となるべく、最新情報をもとに、再生可能エネルギー発電事業と系統利用ルールについて整理・解説します。

補足案内

●本セミナーへのご同業の応募はご遠慮ください。

講演項目

1.系統利用ルールの原則・基本的事項・枠組み
①託送制度・基本的な契約関係
②「先着優先ルール」と「系統制約」
③系統利用ルールの枠組み
2.系統アクセスの流れ
①通常のケース
②電源接続案件募集プロセス
3.工事費負担金等に関するルール
①費用負担の考え方
②支払条件
③自営線による対応・送電事業
4.出力抑制に関するルール
①優先給電ルール・公平性ガイドライン
②出力制御の低減等に向けた方策
5.近時の制度改正議論について
①発電側基本料金(託送料金の発電側課金)
②日本版コネクト&マネージ
③洋上風力における接続契約の承継
④一括検討プロセス

講師紹介

藤本 祐太郎 (ふじもと ゆうたろう) 氏
 2007年京都大学法学部卒業、2008年長島・大野・常松法律事務所入所、2014年University of Pennsylvania Law School卒業(LL.M. with Distinction)、2014年~2015年Isuzu North America Corporation勤務、2015年~2017年経済産業省電力・ガス取引監視等委員会勤務(総務課法令担当)。電力・ガス取引監視等委員会出向時には、総務課法令担当補佐として組織の立ち上げに関わり、委員会に関わる法令業務一般を担当する。現在は、数多くの火力・再エネ発電プロジェクト、電力・ガスの卸売取引、小売事業のスタートアップ・M&A・紛争処理、各種のエネルギー関連の事業法・制度改正対応に関する幅広いアドバイスを国内外のクライアントに対して行う。