第 4184 回
ABL(債権・動産担保)活用のための実務上の留意点 ※動画配信あり
~失敗事例の検討/民法改正も踏まえて~
会場受講
2020年3月18日(水) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
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当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。
講師
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末廣 裕亮 氏
森・濱田松本法律事務所
パートナー 弁護士
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松井 裕介 氏
森・濱田松本法律事務所
パートナー 弁護士
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講演趣旨
不動産担保や連帯保証に頼らない融資手法としてABL(Asset-Based-Lending)が、資金調達手法の選択肢拡大や業況が悪化した事業者の再建支援など、様々に活用できると期待されています。ただ、ABLでは、モニタリングや回収において生じうる問題を踏まえた担保設定が必要なうえ、法制度も複雑であるため、活用する際には実務に対する正確な理解が不可欠です。
そこで、本セミナーでは、ABLに関する設計・途上管理・回収局面における実務上の留意点を解説するとともに、実際に起こった失敗事例をケーススタディします。また、自己信託を用いたスキームや4月1日に施行を迎える改正民法で可能となった譲渡制限特約付債権の譲渡担保等、新たな取引についても説明します。
補足案内
●本セミナーご参加者には、6枚で1回無料受講できるポイントカードをお1人につき1枚謹呈します。
●動画配信は、開催当日、ご都合により会場にお越しになれない方にご提供するサービスです。セミナー開催終了後、3営業日以内のご案内を予定しております。
講演項目
1.ABLとは
2.組成段階のポイント
(1)在庫担保設定の留意点
(2)売掛債権担保設定の留意点
(3)ABL実効性確保のポイント
(4)自己信託の利用可能性
(5)改正民法と譲渡制限特約付債権の譲渡担保
3.モニタリング段階のポイント
(1)モニタリング総論
(2)在庫担保のモニタリング
(3)売掛債権担保のモニタリング
(4)失敗事例の分析と対策
4.実行段階のポイント
(1)実行総論
(2)在庫担保の実行
(3)売掛債権担保の実行
(4)失敗事例の分析と対策
講師紹介
末廣 裕亮 (すえひろ ゆうすけ) 氏
金融取引を主要な取扱分野とし、一般的な銀行取引から、ABL、LBOファイナンス、流動化・証券化等の複雑な取引まで幅広く取り扱う。
<関連著作・論文>
「債権譲渡(譲渡制限特約)法制の改正-ABL実務の観点から-」(金融法務事情 2024号 共著)、『重要論点 実務 民法(債権関係)改正』(商事法務 2019年 共著)、等多数。
松井 裕介 (まつい ゆうすけ) 氏
事業再生・倒産・債権回収を主要取扱業務とし、債務者、債権者(金融機関)、スポンサー等の様々な立場でのアドバイザーとして関与する。
<関連著作>
『企業再生の法務-実践的リーガルプロセスのすべて【改訂版】』(金融財政事情研究会 共著)、『担保権消滅請求の理論と実務』(民事方研究会 2014年 共著)、等多数。