第 4245 回

インテグリティ(integrity)をコンプライアンス体制確立の基礎とせよ

2020年5月29日(金) 13:30~16:30
金融ファクシミリ新聞社
セミナールーム
東京都中央区日本橋小網町9-9
小網町安田ビル2階 地図
電話 03-3639-8858
1人目 29,300 円(税込 32,230 円)
2人目から 27,000 円(税込 29,700 円)
当セミナーは全 回のシリーズ開催です。
1回のみでもお申込みいただけます。

講師

中山 達樹
中山国際法律事務所 代表弁護士
公認不正検査士 海外事業コンサルタント
一般社団法人グローバルチャレンジ 代表理事

講演趣旨

 ESG投資やSGDsによる経営が声高に叫ばれる中,コンプライアンス体制の整備が一層急務となっています。そんな中,手垢のついた閉塞感のあるコンプライアンスに限界を感じ,誠実さこそが決定的に重要な資質だとする「インテグリティ」という考え方を導入する企業も多くなっています。しかし,残念ながら,インテグリティの内実や倫理・道徳との違いについては,よく理解されていないのが実際で,うまく活用されていないことも多いようです。
 そこで本講演では,米国由来のインテグリティ理論に精通しコンプライアンスを専門とする国際弁護士が,豊富な経験をもとに,インテグリティ理論が企業等のコンプライアンスの分野でどう寄与するかにつき丁寧に解説します。

補足案内

講演項目

1 コンプライアンスの限界
(1)「お仕着せ」のコンプライアンス
―コンプライアンスの言語的限界と閉塞感
(2)拡大解釈の限界
―ESG投資/SGDsで要求されるコンプライアンスレベル
2 「インテグリティ」とは?
(1)日本におけるインテグリティの発展と最近のインテグリティ再評価
(2)インテグリティの現状
―世界と日本の比較
(3)「インテグリティ」の真の意味とは?
―「完全性」の意味するところ/コミュニケーションとの関係
3 コンプライアンスとインテグリティの違い
(1)コンプライアンスとインテグリティは表裏一体?その違いは?
(2)「手垢のついた」コンプライアンスからの卒業
―会社理念との親和性など
4 倫理・道徳とインテグリティの違い
(1)個人におけるインテグリティ
―倫理・価値基準と切り離して
(2)組織としてのインテグリティ
―インテグリティの語義から/礼儀正しさ・マナーとの違い
5 インテグリティを導入した場合のメリット
(1)「コンプライアンスの防波堤」として作用/社内コミュニケーションの活発化
(2)コンプライアンスがコストではなくプロフィットを生む「クリエイティブ」な仕事に
(3)会社理念との親和性/ブレーキではなく「エンジンオイル」
6 インテグリティを導入する場合のポイント
リーダーシップ涵養/愛の反対は無関心/違和感の共有とSpeak up/社風・企業文化醸成の「仕組み」づくりのためのワークショップ

講師紹介

中山 達樹 (なかやま たつき) 氏
 1998年東京大学法学部卒業。2007年三宅・山崎法律事務所入所。2010年シンガポール国立大学ロースクール(アジア法専攻)修了。2010~2011年にはシンガポールのDrew & Napier法律事務所に勤務。2015年8月中山国際法律事務所開設、同事務所代表弁護士。2013年中小機構国際化支援アドバイザー。2016年公認不正検査士。『アジア労働法の実務 Q&A』をはじめ海外進出(主として新興国)に関する著書論文、また講演実績多数。